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Visit Orcas Island


冬場のサイクリングを計画するときに大切なことは、積雪と路面凍結の状況。
だから、標高や南斜面なのか否か……といったことが気になります。
そんな私が冬のシアトル滞在中に出かけたのは、カナダとの国境もほど近い、
シアトル北西部に位置するサンジャン諸島・オルカス島。

標高約750mのMt.Constitution(コンスティトューション山)を目指します。
冬でも滅多に積雪しないというので、山頂までののんびりサイクリングが楽しめるはず。
初めての場所は、いつだってひと際ワクワクしますよね。
フェリーでアクセスするとなれば、なおさら!

オルカス島へのフェリー。夏にはシアトルからの直行便も
それにしても、この季節のシアトル近郊はとにかく寒い。
厚手のダウンジャケットを着込んでも、まだ震えがとまりません。


そんな夜明け前のフェリーは寒くて泣きそうですが、とてもロマンティック。
赤く染まった空に心奪われます。


オルカス島は、サンジャン諸島のなかでも最も賑わっている島。
海峡と湾を望む景観道路が巡らされていることも
サイクリングの人気が高い理由の一つのようです。
夏場は大勢のサイクリストが訪れるそうですが、オフシーズンの冬場は静かなもの。


"SHARE THE ROAD"の標識は自動車と自転車だけでなく歩行者もというのがいいですね。
東京に比べると、シアトルもずいぶんとのんびりした雰囲気ではありますが、
ここはちょっとした別世界。
朝の澄んだ空気のせいもあると思うけれど、まるで時がとまっているかのよう。


朝陽がマブシイ! 最初の目的地、
オルカス島でいちばん大きな町、East Soundはすぐそこです。
私のサイクリングは無理せず、のんびりが基本。
このところ体調を崩しがちだったので、今日はひときわゆったりプランです。


北海道よりも遥かに緯度の高いSan Juan Islands。
とにかく寒くて寒くて仕方ないので、まずはカフェで朝食。身体を内から暖めないと!

 人気の観光地とあって、カフェやレストランも充実しています。
が、冬場は営業をお休みする店舗も少なくないので、オープンしていてよかった〜。
ホットコーヒーが身にしみます。

簡易なマップはフェリーでも入手可能

East Soundのカフェで、まずはサイクリングのプランを確認。
今日はフェリーで入手した簡単な地図しかありませんが、
だいたいの獲得標高差と距離は事前に把握しているので問題ないでしょう。


夏場はカヌーやカヤックを楽しむ人で賑わうというEast Soundもとても静か。


日本では、郊外でも各家の玄関先にポストがついているのに対して、
北米では市街地以外は幹線道路と集落との分岐にポストがまとめて設置されています。
ワシントン州特有なのかどうかは、ツーリストの私にはわかりません。
でも、このポストは屋根が着いていていて、かわいい♪


大きな氷柱にびっくり! こんなに大きな氷柱、初めて見ました。
雪が少ないので忘れがちですが、緯度だけでいえば北海道よりもずっと高いんですよね。
日が暮れた後は、路面凍結に気をつけなくちゃ、、です。


このあたりの森林地帯には、山火事警報(?)とでもいうのでしょうか。
山火事の危険度を伝える看板がそこかしこに立っています。
夏にカスケード山脈を走った際は、「HIGH」の表示が多かったのですが、
さすがに冬は危険度が下がるようですね。
ずんぐりむっくりの熊さん、愛嬌たっぷりです。


さて! 本日の目的地、MT. Constitutionの分岐。
車道はすでに路面凍結と積雪のためにクローズ。

山頂までの往復コースなので、行けるところまでは走って、
難しそうなら引き返せばいいかなというお気楽なプランですが、
できれば山頂まで登りたいもの。


う〜ん。道路脇の池はすっかり凍っています。
東京近郊の山も標高800m程度までなら、冬場でも問題なく走れることが多いです。
が、ここはワシントン州。北海道より緯度が高いんですよね。。


しかも早速、路面は真っ白。多少の積雪であれば楽しく走ることができますが、
凍結路面の上に薄く積もった雪はサイクリング向きとはいえません。
今日はあまり深追いしないほうがよさそうです。……寒いし。


山頂は次回のお楽しみにとっておくことにして、
今日はMountain Lakeを目的地にすることにしました。


何もかも凍っています。びっくり。


Mountain Lake。湖上を歩けるほどではないけれど、透明な氷と真っ白い雪の世界。
そして頬を刺す冷気に満ちた冬の世界。
東京在住の私は、冬場は低山でのサイクリングを楽しむことが多いので、
滅多にお目にかからない氷の世界にドキドキです。


いや、そこに自転車は停めたくないかも……。なんて思いつつ。


テルモスに入れて持参したミントティーでホッと一息。
冬場のサイクリングには、温かいお茶が欠かせません。

北米に住んでいる場合は別ですが、飛行機輪行でアクセスする場合は、
燃料を機内に持ち込むことができません(もちろん預け荷物もNG)。

現地についてから燃料を買いにいくのって、意外と面倒。
手軽に使えるテルモスを一つ、スーツケースに忍ばせていくと重宝します。

ちなみにパンク修理につかうゴム糊も通常は発火製の液体にカウントされ、
飛行機では運べないのでご注意。
いつもより多めにスペアチューブやシールタイプのパッチを持っていくか、
現地で調達する時間を見ておいた方が安心です。


暖をとったら、湖岸をサイクリング。積雪もほどほどのいいコンディション。


1930年代の世界恐慌の時代、
雇用を確保するためにさまざまな公共事業が行われたアメリカ。
その一つが、ハイキングトレイルの整備でした。

こうしたトレイルの多くは1930年代にできたもので、
今では作りすぎたトレイルを閉鎖して自然に還す動きさえもあるほどです。

日本の峠道が生活や政治、信仰のうえで必要に迫られて生まれたのとは対照的。
ただ、いずれも自然に還っていっている……という点では似ているのかもしれません。
ちょっと寂しい気もするけれど。


小休止をとった後、本格的に冷え込んできたのでEast Soundへ駆け足で戻りました。
カフェでほっと一息、ホットアップルサイダー。
シナモンが効いていて、身体が暖まります。


本日の宿、フェリーターミナル前のOrcas Hotelに帰るころには、すっかり真っ暗。


翌日は、早朝から雨模様。宿の周辺を少し散策して、
あとはOrcas Hotelのカフェでまったりすることにしました。
仕事に追われていると、こうしたオフの時間を忘れがち。

雨の日に室内で時間を気にせずまったりするのって、
なんだかとても贅沢な気がするのは私だけでしょうか。
都会の喧噪から逃れて、静で幸せな時間です。


小雨振るオルカス島に別れを告げて、フェリーはサンジャン諸島を巡ります。
バイバイ、またね。夏場は観光客で大混雑するそうなので、
少し外したシーズンを狙いつつ、MT. Constitution登りに、また訪ねたいと思います。

3 comments:

  1. That looks like a fun trip, and the Photos are very atmospheric, thank you for sharing!

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    Replies
    1. Thank you! If you have the opportunity to visit there. I highly recommended it!

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  2. I enjoyed sharing your Orcas Island adventure, bringing back memories of several years ago when my daughter and I cycled up Mt. Constitution on December 31, being turned back 1/4 mile from the summit by 6" of snow pack on the road. The trip down was freezing! Followed by a warm lunch at the Olga Store Cafe.

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