フレームは私の走りを誰よりも知っているC.S.HIROSEのヒロセさんにお願いしました。そんなオーダーした自転車がかなりできてきたということで、東京・小平市にあるヒロセさんの工房を訪ねてきました。って、もう塗装も仕上がっています。テンション上がります!
今回、手作りしていただいている細かなパーツたち。美しく磨き上げられた繊細な加工も好きですが、ヒロセさんの生み出す、ちょっと無骨で暖かみのあるハンドメイドなパーツも大好きです。
これまでの自転車と大きく違うのはワイドタイヤ(Naches Pass Tire 26HE×1.8)の採用です。数百km続くグラベルロードはない、といっても言い過ぎではない日本の峠道。だから今までの私のツーリング車は「舗装路とグラベル、どちらも走れること」をコンセプトにしつつも、より舗装路を重視した構成になっていました(Elk Pass Tire 26HE×1.25)。けれど、シアトル近郊には、グラベルロードだけ選んで何百kmも続くコースを組むことができる道があるんです。それも、MTBほどのスペックは必要のないクルマのためのグラベルが。そうなってくると、やっぱりワイドタイヤが欲しくなります。
ジェネレーターハブは、今後のキャンプツーリングの可能性も考えて採用することにしました。最近のLEDは明るいし長持ちするんですが、充電池が使えないものも増えたので宿に泊まらないと充電ができないんですよね……。いつも自転車のバッテリーライト以外に登山用のヘッドライトも持って走っているので、うっかり充電を忘れて一方の電池が切れてもなんとかなるんですが、ちょっと煩わしい。そんな悩みもこの機に解消です。
そんなわけで、あちこち内蔵してくださっています。「通すのに苦労したよ〜」なんて冗談めかして言うヒロセさん。確かに、私には通せなさそう。。どうなっているかというと、まずはフロントホイールに取り付けられたジェネレーターハブで発電をして……
フロントフォークに内蔵されたケーブルが、フォーククラウンの裏からこーんな感じで外に出てきて……
フロントキャリアのパイプの中をこんな感じで通って、ようやくライトにつながります。もう、目がまわりそうです。ワイヤー類の内蔵にまるで興味のなかった私ですが、フォーク&フロントラックまわりは、バッグも付いてごちゃごちゃしがちなので、ジェネレーターハブを使うならケーブル関係はスッキリ見える内蔵にしたかった……けれど、内蔵って大変ですね。
ちなみに、日本なら毎晩民宿や旅館に泊まることもできるので軽装でもOK。けれど、シアトル近郊は町と町との間隔が遠いのでキャンプ装備が必要になりそうなんです。そんなわけで、今回はフロントパニアを採用することにしました。選んだのは、ジルベルソーの小降りなフロントパニア。フレームカラーとも合いそうで、よかった! パニア用のラックはこれから作ってもらいます。
そんなわけで、あと一息で完成の予感。ここからが時間のかかるところという噂もありますが、来年早々には乗れるといいな〜と思っています。それまでに、残りのパーツを準備しなくっちゃ。楽しみです!
Fat tire is liberation.
ReplyDeleteAbsolutely! I think so too.
Deleteノスタルジーではなくて必然性で選択されるワイドタイヤ、そんな環境にどっぷりと嵌まれることが羨ましいです(^-^)/
ReplyDelete北米、とくにワシントン州・オレゴン州あたりはワイドタイヤがあるとサイクリングの幅がぐっと広がると感じました。最近のワイドタイヤは軽量かつ乗り味もよいと聞いているので、楽しみです。日本でも応用できればと思うので、舗装路もたくさん走って試したいと思います(^^)
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