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Concours de Machines 2017_Result


コンクール1位 Pechtregon Cycles(ペシュトレゴン・サイクル)


コンクール1位は、フランスの若きフレームビルダー・マチューの主宰するPechtregon Cycles(ペシュトレゴン サイクルズ)。ユニークな形状のフォーク、フレーム分割システムや泥よけの脱着システム、ヘッドチューブ内へのインフレーター内蔵や輪行システムのためのオリジナル・ヘッドセット。これらを備えたうえで、総重量は10.5kg。ビルダー自らがライダーとなり、メカトラブルや走行速度によるペナルティもなく完走。彼のアイデアが機能することを、その走りで証明しました。コンクール中、最も”イノベーション”に対する心意気を感させる1台。ハンドメイドバイクの可能性を見せてくれました。

コンクール2位 Peter Weigle(ピーター・ワイグル)
同時受賞:最軽量バイク賞(Prix de la Légerté)


これまでに手がけたフレームは数千本。北米で最も優れた自転車を生み出すフレームビルダーの一人、ピーター・ワイグル。そんなピーター・ワイグルが提案したのは“究極のスタンダードこそがイノベーションだ”ということ。泥よけやフロントキャリア、ライトスイッチや輪行システムを導入。ライダーの要望により、最軽量パーツとはいえないジェネレーターハブやレザーサドルを採用しつつも、実測値は9.1kg。フロントバッグや携帯工具、スペアチューブを含めても総重量は9.7kg。軽量かつ、タフなコースを一つのメカトラブル、走行速度によるペナルティもなく完走した信頼性の高さがコンクール2位につながりました。カーボンバイクもエントリーするなか、最軽量バイク賞を同時受賞しています。

コンクール3位 Cyfac
同時受賞:ベスト・パブリック賞(Vote du Public)
ベスト・イノベーション賞 (Prix de l'Innovation)


今回のコンクールでダントツの知名度を誇るCyfac。彼らのスペシャリティでもあるハンドメイドカーボンフレームでエントリー。泥よけやフロントラックももちろんカーボンという徹底ぶり(一部にステンレススチールを使用)。バーエンドにインストールされたインジゲーターを手元で操作可能にした電装系のシステムなど、ユニークなイノベーションも。プロのレーサーにもフレーム提供する技術力を活かした彼らのバイク。2日間におよぶテストライドでは、ライダーは常にトップを維持。メカトラブルもなくコンクールを駆け抜けました。総重量12kgと決して軽量ではなかったことで総合評価はコンクール3位に甘んじましたが、会場の人気投票によるベスト・パブリック賞、ベスト・イノベーション賞も同時受賞しています。

ベスト・フィニッシュ賞(Prix de la Meilleure Finition)
Grandbois


日本の老舗クラシック系自転車店であるGrandbois(グランボア)。これまで日本の老舗フレームビルダーと協働していた彼らが、昨年よりフレームビルディングをスタート。細部に至るまで磨き上げられた、彼らの美意識が凝縮した1台を披露しました。走行中に軽量化が原因と思われるリアディレイラー破損という深刻なメカトラブルを起こすものの、ライダーが応急処置(シングルスピード化)を施し初日を見事に完走。コンクール自体はリタイアしましたが、応急処置が可能な工具の携帯やライダーの機転なども含め、老舗ショップらしいチーム力を見せてくれました。※写真はリアディレイラー変更後のもの。

審査員特別賞(Prix du Jury) 
Vagabonde Cycles(バガボンド・サイクル)


バガボンド・サイクルは2008年創業のモダン・ツーリングバイクを得意とするカスタムフレーム工房。泥よけやフロントキャリアといったツーリングに必要な機能を備え、ディスクブレーキやSTIといったモダンコンポーネントを搭載したバガボンド・サイクルのバイクは、モダン・ツーリングバイクの一つのスタンダードを示しました。


最終的に24のフレームビルダーがエントリーし、18のフレームビルダーが完走。昨年以上にタフなコース設定だったにも関わらずメカトラブルは減少し、参加するビルダーの技術向上も印象的だった2017年のコンクール・マシン。コンクール上位には、バックグラウンドもスタイルも異なる3人のビルダーが選ばれ、フレームビルディングの新たな可能性を示しました。果たしてフレームビルディングの未来はいかに? これからの展開も楽しみですね。






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